體術のブログ

八卦掌と體術のよもやま話

14.スパーリング その3(82-36)について〈先頭固定表示〉

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今回は立ち方とについて説明します。

これは左右への動きを重視した立ち方になります。

套路では前後への動きを重視した立ち方になり

脚幅は前後に開いたものとなるのですが 

左右への動きを重視した立ち方になると左右に開きます。

動く時も脚の踝を意識して横に動きます。

勿論これは初心者用のもので

慣れたら自由に動きます。

構えは 左半身の場合、左の胸(乳)に中心線が来る様に意識します。

手は左を高め、右はやや引いて低めにします。

左胸の(乳)の中心線をガードする様に構えます。

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令和4年10月13日

85-18.肘を内側に入れる

このことは武術の世界ではよく言われています。

これは纏絲を利かせるためなのです。

纏絲を利かせて 撥する勁力のことを

纏絲勁と言います。

ただ この技術は誤解されて伝わっています。

まぁ 誤解というより正確に伝わってない、

と言った方が正しいかもです。

それは何かというと 

通常一般に伝わっているやり方ですと 

勁力が相手の體内に伝わりません。

拳打が相手に當るまでに

纏絲の動作が終了しています。

しかし 本来の目的は

勁力を相手に伝達して倒すことにあるはずです。

ですから纏絲を

本来の目的通りに使おうとするならば 

拳打なり掌打なりが

相手の身體に當ってから撥する、

つまり纏絲が相手の身體に喰い込み

内部でエネルギーを發するのを良し、

とするはずです。

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令和七年五月十六日

85-17.事実と論理

今回のテーマは 

稽古の質を向上させるのに大切なことです。

動画で説明します。

これは稽古の主旨を

しっかりと説明してなかった私のミスなのですが

居合刀の素振りの時 

両肘を伸ばす様に指示しています。

理由はその方が

両肘の力を 

居合刀に有効に伝達できるからなのです。

一、前の肘を伸ばし 後ろの肘は緩めておく

二、後ろの肘を伸ばし 前の肘は緩めておく

三、両方の肘を伸ばしておく

四、両方の肘を緩めてた時

以上です。

それぞれの状態でどの時が最も強いのかを

試すつもりだったのですが

説明無しで 

始めたものですから

私と相手の単純な力比べ、

となってしまったのです。

これは肘の伸び具合で

力の入り方に差が出る、

つまり斬れ具合に差が出る

ということを確かめたかったのです。

一応単なる力比べなら相手の方に利があります。

では何故この様なことをするのか、

ということですが、

實際の闘いで長い時間力を

入れ続けられるということは出来ません。

全力の一割から二割 

あるいはもっと少ないのです。

この様な技はその様な時に有効に働くのです。

この動画では(三)の時が最も強くなります。

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令和七年五月七日 

85-16. 何故體術、氣功なのか

何故 太極拳や八卦掌は

體術や氣功に拘るのでしょうか。

答えは簡単です。

説明します。

太極拳の先人達は闘う時 

離れて闘うより

接近して闘う方が有利なのではないか

と氣がついたのです。

しかし接近していると力を使い難いのです。

そこで

吾々が通常使用している

筋力を使わない方法を開発したのです。

氣とか

シンクロなどの體術的な方法です。

先人達は長い年月をかけてそれらを開発しました。

氣を沈めると

通常より少ない力で相手を制することが出来る、

というのもその一例です。

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令和七年四月三十日

85-15 . 劈拳で試す

騎乗しての斬り付けを

形意拳の劈拳で試してみます。

動画を参照して貰えばわかると思います。

劈打で當てると軽く跳びます。

劈打を当てる時 

當った反動 肘が曲がったり

肩甲骨が退がったり

しない様にするのが難しいです。

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令和七年四月二十三日 

85-14.刀の素振りと太極拳の連関

普通はこの二つは何の関連もないと思われていますが、

よくよくみてみると

と云っても無理矢理関連付けたのですが

まあ あります。

この太極拳の套路、攬雀尾ですけど、

此処の「採」という所の動きと似ています。

動きというより動きの中身です。

實はこの様なことは他でもあります。

別に刀の素振りでなくとも構わないのですが 

私のところではこの「刀の素振り」を

拳法、體術の基本練習として学んでおります。

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令和七年四月十六日

85-13.騎馬での刀法を考える

今回のテーマは前回の続きです。

立っている相手に斬りつける場合は

自分の脇に刃を寝かせる様にします。

この様に 横をすり抜ける様に斬る場合は

問題無いのですが

真正面から斬りつける場合は如何でしょう。

刃先を斜め上に向け前方に

平行移動します。

斬りつける動きをしないのです。

形意拳の劈拳を想定します。

通常は掌打を下方に振り降ろしますが、

騎馬の場合は振り降ろさずに 

肘を下方に湾曲させ指先は天に向け前進します。

この場合は馬に騎乗している訳ではありませんから 

一歩前進します。

文字にしますと

凄く煩雑になりますから動画を参照して下さい。

こうする事で

かなり少ない力で相手を打ち跳ばせます。

慣れるまでかなり時間がかかります。

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令和七年四月十日

85-12.騎馬での刀法

今回の題目もかなり変わってます。

騎乗しながら刀で斬りつけるとどうなるのか 

その反動をどう捌いているのか

氣になります。

考えてみました。

真横に一直線に刀を出して

斬って(動画では當ててます。)みました。

結果は自分が振り回されるか、

肩に強い衝撃を感じました。

一方斜めにして當ててみると相手が崩れます。

斜め度がキツイほど自分の受ける

衝撃は少なくなります。

ただ 相手から近くなり

相手の反撃を受けやすくなります。

このことから馬上で使う刀は湾曲している方が

使い易いことが解ります。

このことを形意拳の劈拳で使ってみると

面白い 興味深い事が判りました。

つまり 威力を出すためには 

必ずしも 強く打ち出す必要はなく、

それどころか

無用ではないか 

ということです。

掌打を打つ時 殆ど肘を伸ばし切らないで

下に湾曲させて

固定する様にして前方に進む 

だけで良いということになります。

このことはコロンブスの卵ですね。

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令和七年三月三十一日

85-11.武道一般を学ぶ

太極拳などの

ナマの筋力を使わない武術を学ぶ際には 

通常の筋力を使う武術をも 

理解しておく必要があります。

何故なら筋力を使わない技術が

効果を現すことができなかった時に 

何故 効果がないのかを追求する 

ということができなくなり 

結果として

太極拳の否定になってしまうことがあるからなのです。

その為には

空手やボクシングなどから入って

太極拳までの道筋を予め知っておく

必要があります。

断っておきますが これは何も

空手やボクシングより

太極拳が強いとか 上級だとか

云っている訳ではありませんので念のため。

この空手、拳法やボクシングから太極拳、

八卦掌までの流れを一通り知っておく、

追体験しておくのが 

武道一般を知るということなのです。

このことは 

ただ 空手、拳法やボクシングを稽古しておけば良い、

という訳では無く 

どの様にして空手や拳法が太極拳まで変化、

発展していったのかを

自覚できるような、

つまり 太極拳の発展 生成の歴史を

追体験することであります。

これは出来上がった太極拳の稽古をするだけでは

不完全なのですから。

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令和七年三月二十八日

85-10.纏絲勁を套路に使う

纏絲勁を套路に使ってみました。

上歩打擠の『擠』の部分です。

首を動かしているのは肩甲骨をよく使うためです。

まともに喰らうとかなり危険な技になります。

今回は以上です。

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令和七年三月十九日

85-9. 創作八卦掌 其の2

創作八卦掌です。

ウチでは勝手にシンコウシキ八卦掌

と称しています。

心身共にしっかり伸ばすことを良しとしています。

少し慣れたら 

捻りとかうねりの伝達を考えます。

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令和七年三月四日

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