八卦掌と體術のよもやま話

月: 2024年3月

84-12. シンクロナイズについて

この動画でもシンクロのやり方を説明していますが

中々 難しい様です。

 

ここでは解り易いように

動作のシンクロナイズのやり方を説明しています。

解りやすく言うと

「坂道を転げている石を押してさらに勢いをつけてやる」

ということです。

動いている物體を同じ速度で押してやると力を感じない、

と言う事です。

それにさらに勢いをつけてやるだけです。

この時動きが乱れない様にする事です。

自動車でも急加速すると挙動が乱れて

事故を起こすことがあります。

四百メートルのドラッグレースを見てるとよく解ります。

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令和六年三月二十七日

84-11. 腰を創る

腰を創るとか、腰を使うとか言うのは吾々

日本人には馴染みの深い言葉です。

それは 昔からそのような身體運用をして来たからでしょう。

腰が入っているとか 腰を入れるという言い回しは

現在でも普通に使って居ますからね。

しかし實際に腰を創るには、というと

その具體的なやり方は歴史の彼方に霞んでいます。

そこで参考にしたのが 刀を腰に挿すと言う動作です。

刀を腰に挿すと 否が応でも半身にならざるを得ません。

するとほとんど自動的に腰が出来るのです。

また 刀を抜くという動作は腰を開きます。

腰を回さずに引く、と言う動作は 

現代的な身體運用では難しいのですが

刀を抜く事で割と簡単に出来ます。

このために刀を抜くという動作を繰り返すことで

腰を創る事が出来る様になるのです。

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令和六年三月二十日

84-10 シンクロナイズ

シンクロのやり方の解説です。

二人で向かい合って立ちます。

相手を動かすのですが これが割と難しいらしく手こずって居ます。

相手も一緒に動いてあげると良いでしょう。

大體10cmから15cmほど。

左右にリズミカルに動かします。

崩す時は2cmから3cmほど余計に大きく動かします。

注意としては 一定の速さで 一定の力で動かし、

動かす距離のみ

2cmから3cmほど大きくすると言う事です。

と言うのも崩そうとして、

速く動いたり 力んだりしがちになりますから要注意です。

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令和六年三月十一日

84-9.訣別

八卦掌や形意拳、太極拳の武術を長年やって来たのですが

どうにも解りにくいモノに

勁とか氣とか丹田とかがあります。

まあ自分の未熟さが一番の要因だ、

とは判っているのですが

それでも五十年近く修行してきて

未だに良く解らないと言うのも如何かと思うのです。

それでチャイナの言葉と日本語と同じ漢字を

比較して見ました。

すると同じ文字でも異なった意味になっているものが

結構あります。

一つだけ取り上げてみます。

日本語でピストルは短銃とか拳銃とか言いますが

チャイナというか北京語では手槍というそうです。

歩兵銃、ライフル銃は歩槍、

機関銃は機槍と言います。

日本語では槍という文字に銃という意味は持たせません。

一衣水帯で同じ漢字を使っているからと言っても

内容は異なるのですね。

これに氣がついてから 實は武術の用語も

同じ意味に捉えるのではなく

異なっているのではないかと考えられるのです。

で、吾が國では「丹田」、「勁」と言った用語は

理解しにくいので『腰』、

と言った方がわかり易いと思うのです。

『腰』を極めるには半身になると解りやすくなります。

85歳になる男性に太極拳の蹬脚を指導するのに、

センターとか丹田とか言うより

半身になって『腰』の創り方を教えた方が

キチンと出来ます。

大體、片足立ちすら怪しいのですから。

それで日本式「和風」で行こうと思います。

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令和六年三月五日

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