八卦掌と體術のよもやま話

月: 2023年8月

83-34  手刀

所謂 空手チョップのことですが 

これが何故 手刀と謂れて居るのかを考えて見ました。

手の指を揃えて伸ばした形から

手刀と謂れている様にも思えます。

が、少し違う様にも思えます。

刀の素振りをやってみて判ったのですが

刀を振り下ろす時の掌の形とか

動きに関連していそうです。

因みに 此れは木刀とか竹刀では氣づけませんでした。

刀(模造刀でも可)の

刃筋を乱さずに振り下ろす動きが 

質的変化を起こすことで、

単なる掌の動きが手刀(て かたな)になる、

ということです。

つまり刀の素振りは手刀の修得に繋がると

いう訳です。

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令和五年八月二十三日

83-33. 時が過ぎれば

最近 痛感するのですが

思ってた以上に足腰が衰えているみたいです。

一つには 脚の使い過ぎで

膝関節を悪くしていることもあるのですが

それにしても弱すぎです。

「羹に懲りて膾を吹く」という諺がありますが

まさしくそれですね。

そこで膝関節に出来るだけ負担を与えない方法での

トレーニングを考えて見ました。

脚の爪先に重心を移し、腰を低くする。

これで大分回復しました。

しかしながら

自分は人並み以上に足腰は丈夫だと

慢心してしまった結果がこれです。

「常に初心忘るべからず」で精進しないといけないと思いますね。

昨日の台風で一日中停電してしまい

パソコンも使えなくなり

電気のある生活のありがたさを實感しています。

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令和5年8月16日

83ー32.  錘と功

足首に錘をつけるということを

功との関連でやって見ました。

動画を参照して下さい。

通常 土台を強化する場合 

足首の錘の重量は重い方が良いと思うのですが

バランスとの兼ね合いでそうとも言い切れません。

動画の様に左側が二キロ

右側が五百グラムで強くなるのですが 

これを左四キロ、右一キロにしてみても

返って弱くなります。

これは左右のバランスは取れても

上下のバランスが崩れるのだろうと思います。

このことから足首に錘を嵌める事で

功を深くする事が出来るのですが 

それもある一定の限られた範囲内でのみ、

と言えると思います。

前回のブログで書きましたが 

この足首に装着した錘の代わりに、と言うか

本来はこちらが主なのですが 

套路をやる事でも功を深くする事が出来る訳です。

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令和五年八月八日

八十三の三十一.功の説明

今回動画を用意してたのですが

撮影が上手くいかず

失敗しましたので 動画無しでやります。

功の働きを説明するのに人を押してその効果を見ます。

馬歩で立ってる人を横から押します。

次に押す方の足首に500gの錘を装着して押します。

功が深いと錘無しでも動かせますが

通常は錘有りの方が動かせます。

今度は站樁をしてから押します。

形が不正確な場合は押しても動きませんが

站樁の形が正確ならば功が出来て動かせます。

この場合 站樁は足首の錘と同等の働きを

しているわけです。

この時 站樁も足首の錘も 功が出来ていると

表現します。

令和五年八月一日

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