具體的に刀、特に長い場合は右腕だけでは抜けません。

左を引いて 背中を広げる様にします。

これは内功を使うときの含胸抜背に似ています。

この背中を

拡げる という動作ですが、

形が何とも難しくて 何年修行してても出来ないのです。

否 正確には ほとんどの人が不完全なまま なのです。

これだけでも刀を振るう甲斐があろうと思います。

更にはこの含胸抜背というか 

含胸広背という形は半身の形になっています。

また實際に刀を振る手も 

沈肩墜肘と云う肩、肘が墜ちた

理想的な手肘の形になっています。

というわけで 站樁功を練る時の基本の形が

労せずして出来るわけです。

何事でもそうなのですが

基本の形がしっかりと出来てたら

もうそれは完成間近といってもいいでしょう。

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令和六年六月二十七日