八卦掌と體術のよもやま話

月: 2024年9月

84-37.纏絲勁を套路に使う

身體の捻りを具體的に勁に変換して發してみます。

太極拳の單鞭の套路で

纏勁のやり方を身につけます。

それが出来るようになったら

形意拳の基本、劈拳で使ってみます。

足、腰の捻りが拳や掌に伝達できるようにします。

次は八卦掌の単換掌で使ってみます。

ここまで出来る様になったら

色んなところで使えるはずです。

居合で刀を抜く時にも使えるはずです。

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令和六年九月三十日

84-36. 纏絲を 身につける

以前 前々回のブログと動画で説明しましたが

具體的な手順はあのままです。

追加の説明ですが

あのやり方で数ヶ月繰り返します。

一万回も繰り返すと良いでしょう。

完全に身につくと

八卦掌や形意拳でも使えます。

この方法で最も難しいのは

完全に身につくまで継続することだと思います。

しかし謂うは容易しです。

なかなか身につかないので 

通常は不完全にしか身に付いていない所で

諦める事になるでしょう。

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令和六年九月十九日

84-35.説明と修得

技を詳しく 解り易く説明してもらうと 

殆どの人は

それで もう技を身に付けられた

と錯覚してしまうのです。

技を理解するのと 

身に付けるのとでは次元が違う、

と言うのがどうしてもわからないのです。

だからいつまで経っても

技を使えないままなのです。

掛け算の九九を例に取って説明します。

掛け算を身につける時には 

九九を暗記する事から

始まります。

ここはもっと詳しく説明すると

面白いのですが 長くなるので省略します。

21=2

22=4

23=6

………………と習います。

この時この九九を一度 

もしくは数回習っただけで

九九が身につくと考えてる人は

まずいないでしょう。

完全に覚えるまで 

それこそ数限りなく繰り返したと思います。

そして覚えたら自由自在に操れるのです。

解りますか?この論理が。

ここのところを失念 

もしくは無視してるところに

現代の落ちこぼれがあると思うのです。

技を身に付けるときにも この論理は働くのですよ。

技を解り易く説明してもらったら

もう身に付いたと短絡してしまうのです。

身に付けるのはまた別のものなのに。

ちなみに掛け算を身につけるのに

九九というやり方を編み出した

昔の人に感嘆します。

ではまた。

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令和六年九月九日

84-34. 纏絲による勁の發し方

今回は雲手から單鞭に移行しながらの

纏絲のやり方です。

動画を参照して下さい。

拗歩の場合の纏絲は比較的簡単ですが 

順歩になると

難易度が急上昇します。

それで特に單鞭のところを

重点的に稽古してます。

單鞭のところを

五つに分けて稽古するところがポイントです。

胴體を順體にするところが特に難しいですね。

後脚の大腿部が外に開かないようにします。

後脚の大腿部を開いた稽古は

簡単に出来るのでここでは省略します。 

また後脚の大腿部を開いた場合は

勁を遠くに撃ち出せません。

またここで稽古している纏絲勁の發し方は

二つあります。

通常の纏絲勁と

形意拳で多用される袖絲勁です。

詳しい説明は後程。

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令和六年九月三日

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