八卦掌と體術のよもやま話

月: 2025年8月

85-32. 一所懸命だと智慧が出る

これは 武田信玄の言葉だそうです。

この後に中途半端だと愚痴が出る、

良い加減だと言い訳が出る、と続きます。

正拳中段突きの指導をしていて

困った事があったのです。

捻りながら突きを出すのですが 

どうにも上手く行かず 

途方に暮れていました。

ある時 フッと閃きました。

それまでにも 

何か握ってやったら良いのではないか、

と解ってはいたのですが

適当なモノが見つからなかったのです。

閃いたのは トイガンです

玩具のピストルを握らせたら如何なものか、と。

結果はオーライでした。

全くジャンル違いのものを使ったらビンゴでした。

一所懸命考えてたら智慧が出たのでした。

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令和七年八月二十七日

85-31.五行相生拳と呼び方

これは「ごぎょう そうせいけん」と呼びます。

そうしょう、そうせい、と色々な呼び方がありますが

私のところでは「ごぎょうそうせいけん」と

呼ぶことで統一します。

また腕を前後に振る運動がありますが 

これも「スワイソウ」もしくは

「振り子運動」と呼ぶことにします。

あとは八卦掌の歩法で「ショウデイホ」と

言うのがありますが 

パソコンの漢字変換が出来ませんので

「摺泥歩」と呼ぶ事にします。

発音は「しゅうでいほ」です。

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令和七年八月十九日

85-30.相撲の『摺り足』、『四股』とは何なのか?

相撲に於いて 

四股を踏んだり、

摺り足の稽古をする目的について

考えてみます。

まず 四股の踏みですが 

あれは脚を高く揚げるのが

目的ではないということてです。

『四股踏み』という言葉通り 

踏み込むのが目的です。

踏み込んで地中深く

杭を打ち込む様にするのが

正しいやり方です。

そして 地中深く根を蔓延らせるのです。

次に『摺り足』は 

ただ脚裏を

擦り付けるのが

目的ではありません。

技はその場で動かずに

掛けられるものではありません。

動きます。

土台をしっかりと築き上げたら

それを動かすのです。

しかし 動かしたら 

しっかりとした土台でも崩れます。

そこで しっかりした土台を崩さない様に

動かすやり方が

『摺り足』なのです。

四股踏みで

地中深く蔓延らせた根を 

切らぬ様に

脚を高く揚げぬ様にして

脚裏を擦る様に動かすのが

『摺り足』なのです。

八卦掌の『尚泥歩』(ショウの文字は足偏に 旁が尚です)

という泥中を歩く練功法が

これと同じです。

八卦掌の『董海川』老師の

主な練功法はこれだったと思われます。

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令和七年八月五日

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