運足は単なる脚の運びではありません。

運足とは

一つには土台の移動であり、

一つには間合いの創出である、

とは 南郷継正氏の言葉ですが 

今回は土台の移動に的を絞ってみます。

これは 形意拳の劈拳の稽古中に 

氣がつかされたのです。

形意拳では跟歩、沈身を多用するのですが 

この跟歩、沈身こそ

強固な土台 そのものだったのです。

ですから 先程の南郷継正氏の言葉を

もう少し翻訳すると 

運足とは 強固な土台の移動となります。

土台は強固な方がいい、と言われてまして、

技の創出時には

不動で強固な土台が望まれる

のですが 

使用するときには移動させます。 

つまり不動の反対です。

すると土台は脆く、弱くなる。

この矛盾を解消させる手段、方法が運足です。

ですから

運足の稽古は強固、丈夫な土台の移動を 

常に意識していなければ

なりません。

吾々はそのために腰を創る、

と言うことをしています。

その為の 居合いの稽古です。

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令和七年十月二十八日