八卦掌と體術のよもやま話

投稿者: sekijuku@hakkeshou.com Page 1 of 14

八卦掌や太極拳、形意拳を使った護身術をやっています。

85-39.初心者用劈拳の稽古

形式は初心者用の劈拳の稽古です。

ですが中級者用でもあります。

跟歩による發勁が どうにも出来なくてこのようにしました。

これでも出来ない人もいると思いますが 

取り敢えず発表します。

動画の中の六番目の動作(沈身)で

發勁します。

このような稽古を繰り返し繰り返します。

完全に身についてから次の段階に進みます。

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令和七年十月十四日

85-38.いろいろな纏絲勁の修得法

いろいろな方法がありますが 私の所で行っているやり方です。

雲手と單鞭の套路でおこないます。

これには二つの方法があります。

一、肘を軽く外側にして、

手のひらを内側に捻り込むもの、

二、それとは逆に肘を内側に絞り込み、

手のひらを竪るようにするものです。

一番目の方法は普通の纏絲勁の發勁です。

二番目のやり方はちょっと特殊です。

いずれの方法も胴體の回転、捻りを使います。

肘の伸展を使うとうまくいきません。

動画を参照してください。

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令和七年十月九日

85-37.基本の練習

今度 基本の稽古内容を定めました。

功法に重点を置いてみました。

まず形意拳です。

基本の五行拳ですらも

まともに出来ていなかったので

殊に 『劈拳』をシッカリとやります。

初心者でも出来る内容です。

跟歩、沈身、それをまとめた震脚で

發勁がしっかりと出来るようにします。

八卦掌は『シンコウシキ八卦掌』で行いますが 

脚の捻りを使えるようにします。

サスペンションの形式に

トーションバー式と呼ばれている

サスペンションがありますが 

捻りが戻る時のエネルギーを 

バネのように使います。

つまり、脚の捩れが元に戻る時の

エネルギーを使うわけです。

太極拳の套路での演武の時、

方向を変える時 

足先の向きを変えて演じますが

あれを極力しないわけです。

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令和七年十月三日

85-36.目

今日の新聞です。

境港市で

水木しげるのキャラクター、ゲゲゲの鬼太郎の

デザインを使って

新しい町おこしをすると言うのがありました。

なんでも「ゲタ」にプリントして使うのだそうです。

バッグにも付けてもOKなのだとか。

最近の人は変わったことをするものだと

感心することしきり。

しかしどうにも奇妙だと思い

よくよく見てみると、

なんと ゲタではなくて タグでした。

いやー、目がイマイチだと

トンデモない間違いをするものですな。

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令和七年九月二六日

85-35.ピッチ

今回はピッチの修得法を二種類紹介します。

通常は正拳中段突きで説明していますが 

それだと理解、修得が難しい様です。

正拳の捻り具合と

進み具合の兼ね合いで

説明しているのが一般的です。

ピッチとは

一回転する間で

何センチメートル進んだのかを表すものてす。

正拳中段突きでの修得が難しいのは 

肘を伸ばす動作と 

正拳を捻る動作の

異なった動作を 

同時に行うからです。

タイミングが合わないのです。

これを同時に行う必要があります。

もう一つは崩し等に使われるもので 

捻りだけで動き、

肘の伸ばしはありません。

小手の捻りで相手を潰し、

太極拳の推手でよく使われます。

小手が九十度回転する間に

二十センチメートルほど動いています。

動画を参考にして下さい。

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令和七年九月十七日

85-34.トイガンを使って(続)

前回の続きです。

トイガンを使った捻りの稽古です。

捻りそのものは何処でもやっていますが、

理解の深さに差があるようです。

それはピッチの事なのですが 

一回転する間に

何センチメートル進んだのか、

と言う事です。

厳密には一回転と言うことはなく、

半回転、もしくは四分の一回転する間に

何センチメートル進んだのか、です。

通常の捻りの稽古では

捻りの速度が早過ぎるのです。

1センチメートル、もしくは

それ以下の距離で捻りが終わっています。

仮に

半回転で四十センチメートル進むものとします。

普通の場合、1センチメートルか

それ以下の距離で捻り終えていて 

残りの三十九センチメートル位は

ストレートで進んでいます。

これでは捻りの意味はありません。

四十センチメートル掛けて

ゆっくり進まないと意味がありません。

捻りの回転速度を

ゆっくりする』為の目標です。

この場合、

目印は 目立つ方が良いのです。

そのためのトイガンです。

ここがしっかり、正確に出来てたら、

つまり自分の肘から先の 

身體操作が

しっかり出来てたら

素晴らしい威力を発揮できます。

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令和七年九月九日

85-33.トイガンを使って

トイガンを使って捻りの稽古をすると 

捻りの途中経過がよく判ります。

本當はこんな物、

使わなくとも良いのでしょうが

現實は残念なレベルです。

トイガンを使うと

捻りが正確に出来るのに 

素手だと全くお粗末な状態です。

それと捻りが正確に極まると 

触っただけで相手が崩れます。

筋力、腕力は

不要と言っても良いくらいです。

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令和七年九月四日

85-32. 一所懸命だと智慧が出る

これは 武田信玄の言葉だそうです。

この後に中途半端だと愚痴が出る、

良い加減だと言い訳が出る、と続きます。

正拳中段突きの指導をしていて

困った事があったのです。

捻りながら突きを出すのですが 

どうにも上手く行かず 

途方に暮れていました。

ある時 フッと閃きました。

それまでにも 

何か握ってやったら良いのではないか、

と解ってはいたのですが

適当なモノが見つからなかったのです。

閃いたのは トイガンです

玩具のピストルを握らせたら如何なものか、と。

結果はオーライでした。

全くジャンル違いのものを使ったらビンゴでした。

一所懸命考えてたら智慧が出たのでした。

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令和七年八月二十七日

85-31.五行相生拳と呼び方

これは「ごぎょう そうせいけん」と呼びます。

そうしょう、そうせい、と色々な呼び方がありますが

私のところでは「ごぎょうそうせいけん」と

呼ぶことで統一します。

また腕を前後に振る運動がありますが 

これも「スワイソウ」もしくは

「振り子運動」と呼ぶことにします。

あとは八卦掌の歩法で「ショウデイホ」と

言うのがありますが 

パソコンの漢字変換が出来ませんので

「摺泥歩」と呼ぶ事にします。

発音は「しゅうでいほ」です。

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令和七年八月十九日

85-30.相撲の『摺り足』、『四股』とは何なのか?

相撲に於いて 

四股を踏んだり、

摺り足の稽古をする目的について

考えてみます。

まず 四股の踏みですが 

あれは脚を高く揚げるのが

目的ではないということてです。

『四股踏み』という言葉通り 

踏み込むのが目的です。

踏み込んで地中深く

杭を打ち込む様にするのが

正しいやり方です。

そして 地中深く根を蔓延らせるのです。

次に『摺り足』は 

ただ脚裏を

擦り付けるのが

目的ではありません。

技はその場で動かずに

掛けられるものではありません。

動きます。

土台をしっかりと築き上げたら

それを動かすのです。

しかし 動かしたら 

しっかりとした土台でも崩れます。

そこで しっかりした土台を崩さない様に

動かすやり方が

『摺り足』なのです。

四股踏みで

地中深く蔓延らせた根を 

切らぬ様に

脚を高く揚げぬ様にして

脚裏を擦る様に動かすのが

『摺り足』なのです。

八卦掌の『尚泥歩』(ショウの文字は足偏に 旁が尚です)

という泥中を歩く練功法が

これと同じです。

八卦掌の『董海川』老師の

主な練功法はこれだったと思われます。

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令和七年八月五日

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