八卦掌と體術のよもやま話

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85-41.運足の意義

運足は単なる脚の運びではありません。

運足とは

一つには土台の移動であり、

一つには間合いの創出である、

とは 南郷継正氏の言葉ですが 

今回は土台の移動に的を絞ってみます。

これは 形意拳の劈拳の稽古中に 

氣がつかされたのです。

形意拳では跟歩、沈身を多用するのですが 

この跟歩、沈身こそ

強固な土台 そのものだったのです。

ですから 先程の南郷継正氏の言葉を

もう少し翻訳すると 

運足とは 強固な土台の移動となります。

土台は強固な方がいい、と言われてまして、

技の創出時には

不動で強固な土台が望まれる

のですが 

使用するときには移動させます。 

つまり不動の反対です。

すると土台は脆く、弱くなる。

この矛盾を解消させる手段、方法が運足です。

ですから

運足の稽古は強固、丈夫な土台の移動を 

常に意識していなければ

なりません。

吾々はそのために腰を創る、

と言うことをしています。

その為の 居合いの稽古です。

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令和七年十月二十八日

85-40.劈拳の捻りの稽古

劈拳の時の掌打を

纏絲勁で打ち出して見ました。

相手の身體に手の甲で當て、

沈身しながら捻り

掌打します。

熟達したら

跟歩と沈身を 同時に行います。

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令和七年十月二十四日

85-39.初心者用劈拳の稽古

形式は初心者用の劈拳の稽古です。

ですが中級者用でもあります。

跟歩による發勁が どうにも出来なくてこのようにしました。

これでも出来ない人もいると思いますが 

取り敢えず発表します。

動画の中の六番目の動作(沈身)で

發勁します。

このような稽古を繰り返し繰り返します。

完全に身についてから次の段階に進みます。

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令和七年十月十四日

85-38.いろいろな纏絲勁の修得法

いろいろな方法がありますが 私の所で行っているやり方です。

雲手と單鞭の套路でおこないます。

これには二つの方法があります。

一、肘を軽く外側にして、

手のひらを内側に捻り込むもの、

二、それとは逆に肘を内側に絞り込み、

手のひらを竪るようにするものです。

一番目の方法は普通の纏絲勁の發勁です。

二番目のやり方はちょっと特殊です。

いずれの方法も胴體の回転、捻りを使います。

肘の伸展を使うとうまくいきません。

動画を参照してください。

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令和七年十月九日

85-37.基本の練習

今度 基本の稽古内容を定めました。

功法に重点を置いてみました。

まず形意拳です。

基本の五行拳ですらも

まともに出来ていなかったので

殊に 『劈拳』をシッカリとやります。

初心者でも出来る内容です。

跟歩、沈身、それをまとめた震脚で

發勁がしっかりと出来るようにします。

八卦掌は『シンコウシキ八卦掌』で行いますが 

脚の捻りを使えるようにします。

サスペンションの形式に

トーションバー式と呼ばれている

サスペンションがありますが 

捻りが戻る時のエネルギーを 

バネのように使います。

つまり、脚の捩れが元に戻る時の

エネルギーを使うわけです。

太極拳の套路での演武の時、

方向を変える時 

足先の向きを変えて演じますが

あれを極力しないわけです。

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令和七年十月三日

85-36.目

今日の新聞です。

境港市で

水木しげるのキャラクター、ゲゲゲの鬼太郎の

デザインを使って

新しい町おこしをすると言うのがありました。

なんでも「ゲタ」にプリントして使うのだそうです。

バッグにも付けてもOKなのだとか。

最近の人は変わったことをするものだと

感心することしきり。

しかしどうにも奇妙だと思い

よくよく見てみると、

なんと ゲタではなくて タグでした。

いやー、目がイマイチだと

トンデモない間違いをするものですな。

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令和七年九月二六日

85-35.ピッチ

今回はピッチの修得法を二種類紹介します。

通常は正拳中段突きで説明していますが 

それだと理解、修得が難しい様です。

正拳の捻り具合と

進み具合の兼ね合いで

説明しているのが一般的です。

ピッチとは

一回転する間で

何センチメートル進んだのかを表すものてす。

正拳中段突きでの修得が難しいのは 

肘を伸ばす動作と 

正拳を捻る動作の

異なった動作を 

同時に行うからです。

タイミングが合わないのです。

これを同時に行う必要があります。

もう一つは崩し等に使われるもので 

捻りだけで動き、

肘の伸ばしはありません。

小手の捻りで相手を潰し、

太極拳の推手でよく使われます。

小手が九十度回転する間に

二十センチメートルほど動いています。

動画を参考にして下さい。

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令和七年九月十七日

85-34.トイガンを使って(続)

前回の続きです。

トイガンを使った捻りの稽古です。

捻りそのものは何処でもやっていますが、

理解の深さに差があるようです。

それはピッチの事なのですが 

一回転する間に

何センチメートル進んだのか、

と言う事です。

厳密には一回転と言うことはなく、

半回転、もしくは四分の一回転する間に

何センチメートル進んだのか、です。

通常の捻りの稽古では

捻りの速度が早過ぎるのです。

1センチメートル、もしくは

それ以下の距離で捻りが終わっています。

仮に

半回転で四十センチメートル進むものとします。

普通の場合、1センチメートルか

それ以下の距離で捻り終えていて 

残りの三十九センチメートル位は

ストレートで進んでいます。

これでは捻りの意味はありません。

四十センチメートル掛けて

ゆっくり進まないと意味がありません。

捻りの回転速度を

ゆっくりする』為の目標です。

この場合、

目印は 目立つ方が良いのです。

そのためのトイガンです。

ここがしっかり、正確に出来てたら、

つまり自分の肘から先の 

身體操作が

しっかり出来てたら

素晴らしい威力を発揮できます。

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令和七年九月九日

85-33.トイガンを使って

トイガンを使って捻りの稽古をすると 

捻りの途中経過がよく判ります。

本當はこんな物、

使わなくとも良いのでしょうが

現實は残念なレベルです。

トイガンを使うと

捻りが正確に出来るのに 

素手だと全くお粗末な状態です。

それと捻りが正確に極まると 

触っただけで相手が崩れます。

筋力、腕力は

不要と言っても良いくらいです。

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令和七年九月四日

85-32. 一所懸命だと智慧が出る

これは 武田信玄の言葉だそうです。

この後に中途半端だと愚痴が出る、

良い加減だと言い訳が出る、と続きます。

正拳中段突きの指導をしていて

困った事があったのです。

捻りながら突きを出すのですが 

どうにも上手く行かず 

途方に暮れていました。

ある時 フッと閃きました。

それまでにも 

何か握ってやったら良いのではないか、

と解ってはいたのですが

適当なモノが見つからなかったのです。

閃いたのは トイガンです

玩具のピストルを握らせたら如何なものか、と。

結果はオーライでした。

全くジャンル違いのものを使ったらビンゴでした。

一所懸命考えてたら智慧が出たのでした。

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令和七年八月二十七日

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