八卦掌と體術のよもやま話

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4.      稽古を論理的に考える(83-4)

武術の稽古は二人でペアになってやるものが多いのですが 

これは一見勝負をしているように見えますので

技を創る面がおろそになってしまいがちです。

正確に技の通りに體を動かさねばならないのに

技を無視して馬鹿力で勝とうとするのです。

それ故、しっかりとその意義を理解して捉えてないと 

とんだ陥穽にハマってしまいます。

技を相手に掛ける時、掛ける方は兎も角、

受ける方は 相手の技が掛かりやすいように

協力してやらねばなりません。

「お前の技になど かかってやるものか」と

頑張ってはいけないのです。

身體が大きかったり 膂力が強かったりする人に

よく見られる現象です。

こうなると技を掛ける方は 無理に技を掛けようとして

馬鹿力を出して技を崩してしまうのです。

馬鹿力と馬鹿力のぶつかり合いです。

これのどこに技があると言うのでしょうか?

僅かの勝ちの代償に 

崩れた技と上達の遅れを得ると言う訳です。

では馬鹿力は絶體にダメなのか 

というとそんなことはないのです。

段階を踏めばいいだけの話です。

まず相手の協力があって技を掛けられる段階、

次に一歩進んで相手の協力がなくても技を掛けられる段階、

さらには相手が力んでても技を掛けられる、

相手の妨害があっても技を掛けられる段階

と進歩していく訳です。

そうなったらいくら力んでも妨害してもいいのです。

所謂 自由組手 と言うのがこの段階です。

整理しますと 初心のうちは相手の協力が入りますが

熟達してくると相手の妨害があっても

技を掛けられるようになります。

先程の例は初心者の稽古なのに

上級の稽古をやっているのですね。

これで上達できたら奇跡と言うものです。

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          令和5年1月24日

3.掌の内の使い方(83-3)

手の内の締めとも言いますが

要は肩甲骨からの力を如何に掌に通すか

と言う事です。

肩甲骨、肘、掌を連動させて使います。

當然ですが掌に来た力は

柄を通り刀身に行き、斬る力に変換されます。

動画ではキックミットを下腕部に装着し

木刀で打っていますが

両者の差は一目瞭然です。

手首の捻り、所謂、スナップ打ちで當てた方より

掌の内を締め、刃筋を立て、掌の押し込みを使った方が
強いエネルギーを伝えられます。

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令和5年1月18日

2.掌打を當てる角度(83-2)

掌打は當る角度によって

効果が著しく変わってきますので

竜爪掌で説明します。

三角形の瓶を用意しました。

正面を當てるのですが少し角度をつけます。

小指側をやや前に出し

前方の掌の小指側の小天星と尺骨を使います。

こうすることで

肩甲骨、尺骨、小天星を連動させて使う事になり

パワーが向上します。

この場合瓶の正面全體を當てても

通常の掌底突きくらいの効果しか得られません。

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令和5年1月11日

83-1.歳の初めに

明けましておめでとう御座います。

令和5年卯年初めてのブログです。

今年は體幹を鍛えることを考えています。

腹筋、背筋、脇腹などです。

もう一つは武器を使っての技力の向上です。

具體的には木刀の素振りで

形意拳の劈拳の掌打、

太極拳の單鞭とか攬雀尾の双按などの

威力を向上させることです。

そのほかグローブを使ってのスパーリングも

やらなくてはいけません。

今年もやる事が多そうですね。

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令和5年1月3日

28.今年も色々ありました。(82-47)

武術をやる者として ロシアのウクライナ侵攻は

色んな意味で生きた教材となりました。

スポーツとしてやっているのなら兎も角 

生きるか死ぬかの瀬戸際での鬩ぎ合いは

凄まじいまでの教訓を残してくれます。

自分の損害を顧みずゴリ押しで目的達成を図る、

と言うのは現代社会が忘れている決着の着け方です。

我武者羅に突き進んでいくやり方に恐怖すら覚えます。

「技は力のうちにあり」と言われたのは

極真会館の大山倍達館長だったと

思いますが 至言だと思います。

初心を忘れず精進していきたいものです。

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                        令和4年12月29日

27. 蛇動運動(82-46)


畝る様な動きのことです。

ただ蛇は左右に身をクネらせますが

これは前後にクネらせるので

鯨やイルカの動きに似ていて

鯨動運動と言った方が良いかもしれません。

下からしゃくり上げるような動きです。

この動きを利用して拳打を打ち出します。

動画を参照してください。

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令和4年12月19日

26.拳頭を當てる(82-45)

拳法の究極の目標は相手を一撃で倒す事にあると思うのです。

いくら速くても 相手より手数が多くても

その威力がなく、相手を戦闘不能に出来なかったら

最後にやられるのは自分です。

その為には一打、一撃で相手を屠る

拳打の威力が求められます。

偶発的な接近戦でモノを言うのは

一打必倒の拳打なのです。

今、ウクライナとロシアが戦っていますが

どうやら戦線は膠着状態に陥っている様です。

こうなると両軍、血みどろの塹壕戦になります。

塹壕の中は狭くジグザグになっていて 

ここでの戦いは出合頭の偶発的な戦いになります。

咄嗟に相手にダメージを与えられるもの、

拳骨、棍棒、拳銃シャベル、等だそうです。

咄嗟に相手に一撃を与えられるモノが役立つのです。

悠長に時間を掛けてる暇はないのだと言う事がわかります。

まさに「兵は拙速を尊ぶ」になるのです。

咄嗟に瞬間的に一撃で、となります。

ですからまずやる事は 一にも二にも

拳打の威力を揚げる事となります。

その為の「拳頭を當てる」と言う事です。

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               令和4年12月13日

25. 避正斜打を考える(82-44)

このテーマも過去、何度か取り上げています。

身體の左右から相手の一点に集中させます。

普通 吾々は自分の正中線から

相手の正中線へと攻撃しますが、

この場合 自分の両脇から相手の正中線目掛けて

打つのを良しとします。

大して変わらない様にも思えますが

實はこれ、大有りなのです。

この様にして放たれた拳は避け難いのです。

僅かに左右にズレるだけなのですが

慣れないと錯覚してしまいミスるのです。

正を避け、斜を打つ拳の完成です。

もう一つこれによるメリットがあります。

それは拳頭を當てやすいのです。

威力が増します。

ただこの時 拳の捻りに注意が必要です。

スコップで土を掬う様にして打ちます。

當る時 掌の内を締め やや下向きに當てる様にします。

これで拳頭が當る様になります。

こうすることで體の左右から拳を放てる様になります。

動画では棒を使って適正な間合いを取らせています。

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令和4年12月6日

24.もう一度拳を創るとは(82-43)

このテーマは過去にも何度も取り上げていますが 

この後も何度でも取り上げ説明していきます。

というのも これはそれくらい重要 

且つ重大なことなのですから。

吾々の手の甲を見てください。

拳を創ると更によくわかるのですが

手首から指の付け根にかけて末広がりになっています。

この末広がりという事が曲者なのです。

指の付け根付近を當てる様にしてパンチを打つと

パンチの正面は更に拡がってしまいます。

パンチは面より線、線より点になるように打つ方が

威力は増すと言われているのに 

これでは逆ですね。

ここのところは詳しく説明すると面白いのですが

長くなるので割愛します。

空手の拳胝も

そのままでは思ったほど効果が感じられない、

というのもこれで説明出来ます。

ボクシングではこの問題をどう解決しているのかと言うと、

パンテージという包帯みたいなものを巻いています。

吾々はどの様にして解決しているのかと言うのは

次回にします。

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                  令和4年11月30日

23.ファブリーズ(82-42)

今回はファブリーズを使って おもしろい實験をしてみました。

以前からファブリーズには興味深い話がある

ということを聞いていたので

今回、試してみました。

動画も撮ってみました。

最初は除菌と消臭効果のある通常のファブリーズ、

二本目はアルコール入りの除菌.消臭剤スプレー、

最後のはファブリーズプレミアム。

それぞれ柔軟性、引っ張り合い、按勢で試しました。

一本目は氣安め程度。

二本目はファブリーズではないのですが少ーし効果が見られます。

三本目のファブリーズ.プレミアムです。

氣休め以上のものがありました。

噂では除霊、浄霊の効果があるとか。

本當かどうか

納得するのも、しないのも個人の自由です。

令和4年11月22日

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