取り敢えず「刀を抜く」のテーマは一区切りします。
「刀を抜く」ということを研究していてわかったのですが
これは思ってた以上に深い内容を持っているようです。
「刀を抜く」という動作は
拳や掌打を打つ時の身體操作と酷似しています。
歩きながら抜き打ちにモノを斬るというのが出来れば
歩きながらの拳打でも
相手が倒れるような打ち方ができるのです。
これは厚さ一寸の杉板を十箇所ほど吊るして
歩きながら割って行くのにも似ています。
身體操作が極まればそれ程困難でもないでしょう。
令和五年五月十一日
取り敢えず「刀を抜く」のテーマは一区切りします。
「刀を抜く」ということを研究していてわかったのですが
これは思ってた以上に深い内容を持っているようです。
「刀を抜く」という動作は
拳や掌打を打つ時の身體操作と酷似しています。
歩きながら抜き打ちにモノを斬るというのが出来れば
歩きながらの拳打でも
相手が倒れるような打ち方ができるのです。
これは厚さ一寸の杉板を十箇所ほど吊るして
歩きながら割って行くのにも似ています。
身體操作が極まればそれ程困難でもないでしょう。
令和五年五月十一日
相手が自由に動けない状態を創り出しておきます。
具體的には相手に接近し、密着して接触しておきます。
勿論 相手はそれを嫌がり離れようとしますから
こちらは自在に動いて
相手が自由に動けないようにします。
太極拳では貼、粘、連、随と云い、重視してます。
動画では棍を木刀で制し
コントロールしていますが
素手で稽古するよりこのように道具を使う方が理解しやすいし
やりやすいのです。
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令和5年5月1日
手首を振って拳を打ち出すやり方は
グローブを嵌めていても使えます。
ただ このやり方は通常以上に
肘を柔らかく使うことを要求されますが。
肩、肘をうまく使うというのは
肘を内側に入れ、肩甲骨と連動させるのです。
普通拳を打つときにはそれほど肩甲骨を意識しませんので
だいたいは上手くいきません。
氣長に稽古して下さい。
動画では相手が後方に跳ばされていますが
兎に角力まないことです。
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令和5年4月24日
手を開き掌を上に向けます。
手首は軽く曲げておきます。
手首を翻しながら軽く拳を握り
人差し指の第二関節を突き出すようにします(中指でも可)。
針が糸を導くように 人差し指の第二関節が
手首、肘、肩を引きづり出すようにします。
肘は柔らかくし内に入れます。
肘が固いと この拳は効きません。
この時 肩甲骨も連動すると良いですね。
手首の振り出しで背骨から肩甲骨、肘、手首
拳尖と連動するわけです。
全身の脱力との連関で稽古して下さい。
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令和5年4月20日
文字通り柔らかい拳です。
通常の拳は堅いモノを叩く拳ですが
こちらは柔らかいモノを打撃するのに適した拳です。
柔らかなモノを突き刺さすようにするのと、
瞬間的に加圧して細胞膜を破断させる
ようにするやり方とがあります。
突き刺すやり方は
人差し指か中指の第二関節を突き刺します。
破断(もしくは断裂)させるやり方は
拳面(人差し指から小指までの付け根から第二関節までの部分)で
瞬間的に加圧します。
どちらも堅いモノを叩き潰すような稽古を
ある程度やってから
柔らかい拳の稽古を始めた方が良いかと思います。
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令和5年4月11日
今回のテーマはシンクロですが
吾が國では
拍子を合わせると云ってもいいかもしれません。
まず左右に揺り動かします。
次にその動きに合わせて
左右どちらかに推し跳ばします。
やってみると分かるのですが
思ったように動いてくれません。
左右の動きのリズムに合っていないのです。
落ち着いて何度か揺り動かして
合うまで揺すってやります。
なおリズムに合っていても
跳ばそうとして
大きく動かし過ぎるとリズムが乱れますので
十センチから十五センチメートルほど
大きくするくらいで良いでしょう。
慣れたら左右どちらかに一度動かす事で
合わせられるようになります。
そこまで行くと
掌打や拳にも合わせる事が出来るようになります。
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令和5年4月3日
前回の追加捕捉です。
あらかじめ断っておきますが
「崩しの原理」はこれだけでは無く
たくさんあるうちの一つに過ぎませんので
誤解なきようにお願いします。
人間の脳は
同時に二つ以上の動きは感知できないと言われています。
この場合も
水平方向の力は感知できていても
垂直方向の力を感知できていないのです。
水平方向の力には対応していても
垂直方向の力には対応できず
崩されてしまっているのです。
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令和5年3月27日
崩しの練習です。
崩しの基本的な考え方を理解してもらいます。
相手の手を取り横(水平方向)に軽く引きます。
次に軽く横に引いたまま下に下げます。
水平方向に引いたまま 垂直方向に力を加えるわけです。
すると崩れるのですが
この時水平方向と垂直方向の二方向 同時に
力を加えないと崩れません。
初心のうちはこの二方向同時にと言うのが難しいと思います。
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令和5年3月22日
體術の指導をしていて氣が着いたのですが
初心者にとっては一定の力を加え続けると云うのは
かなり難しいようですね。
強くなったり弱くなったりして斑が生じます。
相手の手首を引きながら押さえると
崩すことが出来るのですが
一定の力で引っ張ると云う動作が
初心のうちはまずできません。
引っ張ってから押さえるのではなくて
引っ張り続けながら押さえるのです。
さらに引っ張ると云うのは横方向の動きですが、
押さえるのは縦方向の動きです。
異なる方向に同時に力を加える、
と云う動きもまた大変そうです。
もはやこれは筋力云々と言うよりは感覚の問題ですね。
感じる能力が重要視されます。
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令和5年3月14日
私のところでは刀を抜くことが
練功法になるような指導をしています。
功を深め、積むのにはいろんな方法がありますが、
これが最も上達を實感し易いですね。
昔の人はよくもまあ この刀を抜くという動作を
練功法の域にまで昇華させたものだと感嘆します。
右手で抜かず 左手と腰で抜くと言うことです。
正拳で突くとき 突き手と反対側の手を引きますが
この時 引き手を勢いよく引く事で
背中を何かエネルギーの塊みたいなものが疾るのを
感じますがそれと似てますね。
拳法の勁力による突きと言うのは
このエネルギーの塊を撃ち込むと言う事なのです。
刀を抜くと言うのも勁力を使うようです。
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令和5年3月7日
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