文字通り動いているものを視る力である。

歳を取ると衰えて来ると言われているのであるが、

ボクシングのスパーリングではこの能力が重視されるため、

このまではお手上げである。

これをなんとかしようと思って考えてみた。

歳を取るとクルマをユックリ走らせる人が多いのであるが 

これは惚けてるからというだけではなく動體視力が衰えて来て 

速く走らせると周りが見え難くなり恐怖するからである。

この対応策としてはゆっくり走らせたらいいのであるが 

道路上では周りに危険と迷惑を与えるのであるが 

スパーリングでは問題無い。

ワン、ツー、ワン、ツー、とゆっくりやるのである。

何しろ ゆっくりなので良く視える。

視えるからそんなパンチは撥い易い。

速く連続して撃ち込まれると、

パニックになって動きはデタラメになり

ミスを連発して自滅してしまう。

當然 技術の向上など夢のまた夢なのであるが 

ユックリ動くことで動きが視える様になり対応できるのである。

またユックリの動きに対応できる様になると 

自信がつき もう少し速くしても

目がついて来る様になるのである。

こうなればシメたものである。

この写真は「アケブ」である。こちらでは アケビと言うようだが 

吾が田舎では「アケブ」と呼ぶのが一般的です。

        令和4年10月17日