八卦掌と體術のよもやま話

月: 2023年4月

83-17.グローブを嵌めて

手首を振って拳を打ち出すやり方は

グローブを嵌めていても使えます。

ただ このやり方は通常以上に

肘を柔らかく使うことを要求されますが。

肩、肘をうまく使うというのは

肘を内側に入れ、肩甲骨と連動させるのです。

普通拳を打つときにはそれほど肩甲骨を意識しませんので 

だいたいは上手くいきません。

氣長に稽古して下さい。

動画では相手が後方に跳ばされていますが

兎に角力まないことです。

ホームページURL        https://sekijuku.com  

令和5年4月24日

16. 柔拳の創り方(83-16)

手を開き掌を上に向けます。

手首は軽く曲げておきます。

手首を翻しながら軽く拳を握り 

人差し指の第二関節を突き出すようにします(中指でも可)。

針が糸を導くように 人差し指の第二関節が

手首、肘、肩を引きづり出すようにします。

肘は柔らかくし内に入れます。

肘が固いと この拳は効きません。

この時 肩甲骨も連動すると良いですね。

手首の振り出しで背骨から肩甲骨、肘、手首

拳尖と連動するわけです。

全身の脱力との連関で稽古して下さい。

ホームページURL     https://sekijuku.com

令和5年4月20日

15. 柔拳(83-15)

文字通り柔らかい拳です。

通常の拳は堅いモノを叩く拳ですが 

こちらは柔らかいモノを打撃するのに適した拳です。

柔らかなモノを突き刺さすようにするのと、

瞬間的に加圧して細胞膜を破断させる

ようにするやり方とがあります。

突き刺すやり方は

人差し指か中指の第二関節を突き刺します。

破断(もしくは断裂)させるやり方は

拳面(人差し指から小指までの付け根から第二関節までの部分)で

瞬間的に加圧します。

どちらも堅いモノを叩き潰すような稽古を

ある程度やってから

柔らかい拳の稽古を始めた方が良いかと思います。

ホームページURL  https://sekijuku.com

令和5年4月11日

14.シンクロ、もしくは誘導(83-14)

今回のテーマはシンクロですが

吾が國では

拍子を合わせると云ってもいいかもしれません。

まず左右に揺り動かします。

次にその動きに合わせて

左右どちらかに推し跳ばします。

やってみると分かるのですが

思ったように動いてくれません。

左右の動きのリズムに合っていないのです。

落ち着いて何度か揺り動かして

合うまで揺すってやります。

なおリズムに合っていても

跳ばそうとして

大きく動かし過ぎるとリズムが乱れますので

十センチから十五センチメートルほど

大きくするくらいで良いでしょう。

慣れたら左右どちらかに一度動かす事で

合わせられるようになります。

そこまで行くと

掌打や拳にも合わせる事が出来るようになります。

ホームページURL  https://sekijuku.com

令和5年4月3日

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén