形意拳の開式について説明します。
開式は開門式とも言います。
まず大鵬展翅式です。
私の所では半身になって行います。
左の掌と左の足を同時に出すのですが
これが中々上手くいかないのです。
足の方が早くなってしまい弱くなります。
それで掌の方を早く出します。
掌が斜め四十五度位出たところで足を出すと強くなります。
次の右拳も腰の動きと合わせるのですが
これも腰が早く動いて
拳が後からついて来る場合が多いのです。
そこで拳は腰から臍を通り
正中線を下から上へ上がり
喉から口のほうへ移り
口から拳が出るようにして
それから腰を動かします。
すると拳が強くなります。
その後の左の劈勢も
通常は右の肘から打ち出すのですが
これもチグハグになりやすいので
左の掌は右の肘から動かし
右拳と左の肘が重なるくらいまで出してから
打ち出します。
文字にすると面倒ですが
動画を見て頂くと理解しやすいでしょう。
これらは熟達してきたら正規のやり方で行います。
令和五年十一月二十七日