板の上に載せるというのは制圧するということです。
この場合イメージするという事が大切です。
面で制圧するという事です。
太極拳の化勁というのは 自分の腕なり何なり が
点とか線とかじゃ無くて
面であるとイメージ出来るかどうかが
化勁が成功するか否かの分岐となります。
イメージが成功するとその後、
相手を崩したり腕を極めたりする段階に進むわけです。
その時は推しながら同時に横に引いたりします。
この時は異方向に同時に動きます。
動画では上手くいかない様子も撮影していますが
これも大事な事です。
どういうことかと言うと
自分のイメージと實際の感覚が異なるということなのです。
何もない時にイメージした時の感覚が
相手の身体に触れることでエラーを起こすのです。
イメージの感覚と實際に触れた時の感覚とでは
實際の感覚が何十倍も強烈なのでそちらに引きづられ
技が崩れてしまうのです。
この場合、どうするのかと言うと
更に力を抜き ゆっくりと技を掛け
イメージの感覚と實際とで 感覚に齟齬がでない様に
慎重に稽古する必要があります。
このような稽古が出来なかった場合は
剛力頼みの力技になってしまいます。
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令和六年五月二十二日