八卦掌と體術のよもやま話

月: 2024年8月

84-33.劈拳の中身(続)

動画がなくて不便かも知れないのですが

説明してみます。

まず三體式を造りますが

ここまでは以前説明してますので

今回は省きます。

左手を下ろしながら引き寄せますが 

この時 粘るものをなぞるようにします。

そのまま 左手を拳に変え 

臍から口元まで上げ 

前方に突き出します。

腰、肩を入れ 

半身になって突き出すようにします。

左半身です。

同時に 

左足を外側に捻りながら前に出します。

きちんと捻れていると

これだけで相手を突き跳ばせます。

距離、勢いも要りません。

それから 右手を掌に変えながら

左の上に添って出します。

この時 左手は右臂の背に沿って下ろすのですが 

右肘の関節に掌を下にして(拊掌)添えます。

この時 右足を引き寄せるのですが 

これが難題です。 

體は半身のままで 

重心を前足に引き寄せるのです。

後脚を引き寄せると重心も移動します。

ここは

直接指導で わかってもらうしかありません。

今日はここまでにします。

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令和六年八月二十九日

84-32. 劈拳の中身

五行拳の劈拳の中身を説明してみます。

まず劈拳の分解練習をします。

次に如何にして

威力(勁力)を出すかを考察してみました。

後脚の引き寄せで重心を前に移動させ、

それで威力を出します。

身體を前に出す時の勢いではなくて、

重心の移動のみで發勁します。

後脚で蹴ってもダメです。

慣れるまで結構時間が掛かり大変です。

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令和六年八月十九日    

  

84-31. 創作 太極拳

八月十一日 山の日 

大台ヶ原に行ってきました。

この動画は 

その時 標高千四百メートル付近で撮影したものです。

少し肌寒くて

太陽の光が恋しくなるくらいの気候でした。

この太極拳のベースになっているのは

台湾の双辺太極拳です。

それをもとに

色々アレンジしてみました。

この太極拳は八卦掌が

その套路の構成に大きく影響しています。

それ以外にも

形意拳の影響も見られます。

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令和六年八月十二日

84-30.悟る?

稽古をしていると 

ある時にパーっと閃くこはとがあります。

これを量質転化をするといいます。

沢山の量の稽古の積み重ねで

内容が質的に変化したものです。

これは物質面だけに起こるものではなくて

精神面ででも起こります。

それの一つがここに書いた

母は母ははは母「悟る」という現象です。

パーっと閃くように

一瞬にして全てがわかるものです。

ここで全てと書きましたが

正確には「ある特定のこと」

その事に関する全てという事です。

そうすると

稽古と言うものは肉體面、

精神面の向上と言うだけではなくて、

悟る事を引き出すため、

とも言えます。

肉體面の変化、

例えば 巻藁の正拳突きで

拳ダコを作ると言うことをしなくとも

拳ダコを作った正拳と同等以上の

突きの威力を出せると言うことで

少しは説明になるでしょうか。

このレベルになると

稽古はあることが意識出来るか

否か

と言う一点に絞られて来ると言うわけです。

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令和六年八月七日

84-29.後爪先の向き

爪先の向きについて説明します。

套路の單鞭や摟膝拗歩の時 

後脚の爪先の向きが

まちまちの場合が多いのですが

この方向を統一してみました。

踵を軸にして回るのを標準とします。

それ以外のやり方もあるのですが 

まずはこのやり方で行います。

慣れたら 後脚の捻りを

掌まで伝えていくようにします。

體重を抜きながらやる方法から始まり 

體重を少し残す、

更には 殆ど残すやり方など

結構難しいものです。

慣れると後脚の捻りが

威力の向上につながる事になります。

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令和六年八月三日

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