今回も捻りの修得の説明です。
捻りは回転する運動の一形態ですが
ただの回転と異なるのは
回転しながら
前進する という事です。
横方向に回転しながら
縦の方向に進みます。
そのため回転する面は
斜めになり螺旋運動をします。
つまり 一回転すると
元の位置に戻るのではなく
前進した位置になります。
これを拳で行うのですが
拳は腕に付いていますので
三百六十度回りません。
せいぜい百八十度位でしょう。
つまり 百八十度度回転する間に
六、七十センチほど進むという事です。
ゆっくり回転させながら
速く進むのです。
これはかなり難しいです。
回転が速くなりがちです。
もう一つの要点は 回転面が斜めになり
螺旋状に進む事です。
斜めに螺旋状に進ませることで
拳が喰い込むのです。
回転が速いと喰い込まずに
表面で停滞する事になります。
以上ですが 独習はかなり難しいです。
そのつもりで稽古して下さい。
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令和六年十月二十九日