八卦掌と體術のよもやま話

月: 2024年11月

84-45.基礎練習の重要性

基礎練習の大切さは

いくら言っても 言い過ぎにはならないと思います。

私のところでは最近 

纏絲勁の稽古をやっていますが 

これがなかなか大変でした。

皆さん 私の所で稽古し始めて

大體十数年ほど経ちますが

その間色々な稽古をしてきました。

最初はミットを打つ稽古から始まり、

空手の基本稽古を数年、

長拳の稽古が数年、

太極拳の稽古も 陳式、楊式をそれぞれ数年、

その間に八卦掌、形意拳

棍に剣をと、と盛り沢山です。

これらは 大学における一般教養課程のつもりでやりました。

そして拳法一般の全體像が 大凡掴めた所で 

いよいよというか やっと纏絲勁の本格的な稽古です。

もっと早くやりたかったのですが

理解が追いつかず、身體の運用も

おぼつかず、で現在に至ります。

ただ、拳法の一般教養課程の修得に

タップリ時間と手間をかけたお陰で

今は面白いくらいに上達しています。

これは早い時期に

纏絲勁の稽古をしなかったおかげです。

本当言うと 

この一般教養に 二十年以上かけても良かったかもしれません。

しかし この歳になって 

後どれくらい寿命が残ってるかわかりませんので

まあこれくらいかな、と思っています。

ホームページURL     https://sekijuku.com

令和六年十一月二十七日

84-44 捻りの説明.追加

吾々がやってる捻りは 

外から内側に捻るものと 

内から外に捻るものとがあります。

(一応 肘のみに限定して説明します。)

捻る時 肩甲骨を連動させます。

そのために體の回転を 少し利用します。

外から内への捻りは

大きく螺旋運動ををすると使いやすいです。

内から外への捻りは

肘を胸前に持ってくるといいです。

これらは 

一つひとつ ゆっくりと稽古しなければなりません。

そうしないと體が覚えてくれません。

ホームページURL     https://sekijuku.com

令和六年十一月二十日

84-43. うねり

うねりのやり方について紹介します。

まず 弓歩で立ちます。

前脚の爪先を上げ 

身體と重心を後ろに引きます。

爪先を着け膝を垂直にします。

この時 重心は後ろ足のままです。

腰を前に移し少し遅れて 

上半身を前脚に載せます。

これで極まりですが

重心は 後三割、前七割位とします。

上半身は起立して

前に泳がないのがよろしいです。

左右繰り返します。

ホームページURL     https://sekijuku.com

令和六年十一月十五日

84-42. 何故に棍や刀を使うのか

一言で言うと その方が技が深まるからです。

これは食事を例に取るとわかり易いでしょう。

栄養価が高いからといって

毎日肉や魚ばかりを食べられるか、

と言う事です。

肉にしてもステーキもあれば

焼肉もあるし 煮てもいいし、

ミンチにしてもよし、です。

魚にしても煮魚もあれば 焼き魚もあるし

調理法はいくつもあります。

毎日同じ物ばかり食べる

のも飽きてくるでしょう。

栄養素は同じでも色んな食べ方、

料理で栄養を摂るしょう。

それと同じ事です。

身體の使い方でも 

何も使わないでやっても

よくわからなかったけど 

道具を使ったらよく理解出来た、

身に付いた、と言うことが多いのです。

素手の武術なのに

武器を使う稽古をするのは 

そのためです。

ホームページURL     https://sekijuku.com

令和六年十一月五日

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén