八卦掌と體術のよもやま話

投稿者: sekijuku@hakkeshou.com Page 14 of 15

八卦掌や太極拳、形意拳を使った護身術をやっています。

27. 蛇動運動(82-46)


畝る様な動きのことです。

ただ蛇は左右に身をクネらせますが

これは前後にクネらせるので

鯨やイルカの動きに似ていて

鯨動運動と言った方が良いかもしれません。

下からしゃくり上げるような動きです。

この動きを利用して拳打を打ち出します。

動画を参照してください。

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令和4年12月19日

26.拳頭を當てる(82-45)

拳法の究極の目標は相手を一撃で倒す事にあると思うのです。

いくら速くても 相手より手数が多くても

その威力がなく、相手を戦闘不能に出来なかったら

最後にやられるのは自分です。

その為には一打、一撃で相手を屠る

拳打の威力が求められます。

偶発的な接近戦でモノを言うのは

一打必倒の拳打なのです。

今、ウクライナとロシアが戦っていますが

どうやら戦線は膠着状態に陥っている様です。

こうなると両軍、血みどろの塹壕戦になります。

塹壕の中は狭くジグザグになっていて 

ここでの戦いは出合頭の偶発的な戦いになります。

咄嗟に相手にダメージを与えられるもの、

拳骨、棍棒、拳銃シャベル、等だそうです。

咄嗟に相手に一撃を与えられるモノが役立つのです。

悠長に時間を掛けてる暇はないのだと言う事がわかります。

まさに「兵は拙速を尊ぶ」になるのです。

咄嗟に瞬間的に一撃で、となります。

ですからまずやる事は 一にも二にも

拳打の威力を揚げる事となります。

その為の「拳頭を當てる」と言う事です。

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               令和4年12月13日

25. 避正斜打を考える(82-44)

このテーマも過去、何度か取り上げています。

身體の左右から相手の一点に集中させます。

普通 吾々は自分の正中線から

相手の正中線へと攻撃しますが、

この場合 自分の両脇から相手の正中線目掛けて

打つのを良しとします。

大して変わらない様にも思えますが

實はこれ、大有りなのです。

この様にして放たれた拳は避け難いのです。

僅かに左右にズレるだけなのですが

慣れないと錯覚してしまいミスるのです。

正を避け、斜を打つ拳の完成です。

もう一つこれによるメリットがあります。

それは拳頭を當てやすいのです。

威力が増します。

ただこの時 拳の捻りに注意が必要です。

スコップで土を掬う様にして打ちます。

當る時 掌の内を締め やや下向きに當てる様にします。

これで拳頭が當る様になります。

こうすることで體の左右から拳を放てる様になります。

動画では棒を使って適正な間合いを取らせています。

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令和4年12月6日

24.もう一度拳を創るとは(82-43)

このテーマは過去にも何度も取り上げていますが 

この後も何度でも取り上げ説明していきます。

というのも これはそれくらい重要 

且つ重大なことなのですから。

吾々の手の甲を見てください。

拳を創ると更によくわかるのですが

手首から指の付け根にかけて末広がりになっています。

この末広がりという事が曲者なのです。

指の付け根付近を當てる様にしてパンチを打つと

パンチの正面は更に拡がってしまいます。

パンチは面より線、線より点になるように打つ方が

威力は増すと言われているのに 

これでは逆ですね。

ここのところは詳しく説明すると面白いのですが

長くなるので割愛します。

空手の拳胝も

そのままでは思ったほど効果が感じられない、

というのもこれで説明出来ます。

ボクシングではこの問題をどう解決しているのかと言うと、

パンテージという包帯みたいなものを巻いています。

吾々はどの様にして解決しているのかと言うのは

次回にします。

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                  令和4年11月30日

23.ファブリーズ(82-42)

今回はファブリーズを使って おもしろい實験をしてみました。

以前からファブリーズには興味深い話がある

ということを聞いていたので

今回、試してみました。

動画も撮ってみました。

最初は除菌と消臭効果のある通常のファブリーズ、

二本目はアルコール入りの除菌.消臭剤スプレー、

最後のはファブリーズプレミアム。

それぞれ柔軟性、引っ張り合い、按勢で試しました。

一本目は氣安め程度。

二本目はファブリーズではないのですが少ーし効果が見られます。

三本目のファブリーズ.プレミアムです。

氣休め以上のものがありました。

噂では除霊、浄霊の効果があるとか。

本當かどうか

納得するのも、しないのも個人の自由です。

令和4年11月22日

22. 體調管理(82-41)

今回はちょっと趣を変えます

長年拳法や護身術のような事をやっていますと

運動が偏っていると感じることがあります。

自分では全身を使っているつもりではいるのですが、 

體の特定の部分だけを使って、

他の部分は殆ど、 

あるいは全くといっていいほど使っていないのですね。

そのうちに體調不良になってしまう事が多々あります。

結局 武術や護身術の身體の使い方というのは 

かなり特殊な部類に入ると思うのです。

その偏った運動の不足というものは 解消する必要があります。

通常の学校體育のような身體運動が好ましいと思います。

私も自分で腹筋、背筋運動等 色々と試しています。

皆さんも一考してください。

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        令和4年11月15日


21.拳の握り方(82ー40)

またまた超初心者用のテーマです。

グローブを嵌めてみて あらためて拳の握り方に注意が向きました。

ボクサーがグローブを外して構えているのを見ると

殆どが指を軽く曲げ、特に親指は開いたままです。

いわゆる半握りの状態です。

この状態から當る瞬間に握っても 

拳は柔らかいままです。

ボクシング用のグローブを嵌めると

親指が握りにくいのです。

かなり意識して親指と小指を握り込まないといけません。

グローブを嵌めて物體を打つと

かなり意識していても指が開いてしまいます。

しかも自分が意識していないのにです。

これの補正には 拳をゆっくり物體に當てながら

親指と小指を握り直す必要があります。

それから拳頭を當てることです。

拳頭とは拳を握った時の

人差し指と中指の付け根の関節付近です。

慣れない人は第二関節付近を當ててます。

かなり慣れている人でも指の付け根と第二関節の間の指、

手骨を當てています。

拳頭を當ててる人は少ないです。

まともに拳頭を當てると動画の様に人が吹っ跳びます。

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令和4年11月8日

20.構え(82-39)

スパーリングの時の構えです。

以前「17」でも説明しましたが追加補足です。

動画を参照してもらうとわかりますが 

棒を2本使って意識する線を表しました。

「タテの線」と「マエの線」です。

乳と鼻の線を垂直に貫く線を「タテの線」、

それを前方に伸ばしたのを「マエの線」

と言うことにしました。

前方に出した掌が

「マエの線」を外側から護るようにして

被らないようにします。

後の掌は「タテの線」を後下方から囲むようにします。

風水で言うところの青龍と白虎です。

前方を青龍、後方を白虎とします。

「三尖相照」になります。

實際には構えを見て手直ししてやらないと難しいと思います。

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       令和4年11月1日

19.動體視力 其の2.(82-38)

まず何はともあれ慣れることです。

グローブを嵌めて打ってみる、

それを發き跳ばす。

本人は慣れてるつもりでも テキトーにやってる場合がほとんどです。

パンチを見ずに出鱈目に發じいている。

しかもそのことに氣づいていない。

ユックリのパンチなのですから 

よく見たら軌跡が見え、正確に小手の部分に當て

發じける筈なのに出来ていない。

少し慣れるとダラけて 戯れあっているのですね。

しかも本人達は

真面目に稽古してるつもりなのですからね、いやはや。

そういう自分達の精神状態に氣がつくのもこの稽古の一環ですね。

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           令和4年10月26日

18.動體視力(82-37)

文字通り動いているものを視る力である。

歳を取ると衰えて来ると言われているのであるが、

ボクシングのスパーリングではこの能力が重視されるため、

このまではお手上げである。

これをなんとかしようと思って考えてみた。

歳を取るとクルマをユックリ走らせる人が多いのであるが 

これは惚けてるからというだけではなく動體視力が衰えて来て 

速く走らせると周りが見え難くなり恐怖するからである。

この対応策としてはゆっくり走らせたらいいのであるが 

道路上では周りに危険と迷惑を与えるのであるが 

スパーリングでは問題無い。

ワン、ツー、ワン、ツー、とゆっくりやるのである。

何しろ ゆっくりなので良く視える。

視えるからそんなパンチは撥い易い。

速く連続して撃ち込まれると、

パニックになって動きはデタラメになり

ミスを連発して自滅してしまう。

當然 技術の向上など夢のまた夢なのであるが 

ユックリ動くことで動きが視える様になり対応できるのである。

またユックリの動きに対応できる様になると 

自信がつき もう少し速くしても

目がついて来る様になるのである。

こうなればシメたものである。

この写真は「アケブ」である。こちらでは アケビと言うようだが 

吾が田舎では「アケブ」と呼ぶのが一般的です。

        令和4年10月17日

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