八卦掌と體術のよもやま話

投稿者: sekijuku@hakkeshou.com Page 14 of 16

八卦掌や太極拳、形意拳を使った護身術をやっています。

15. 柔拳(83-15)

文字通り柔らかい拳です。

通常の拳は堅いモノを叩く拳ですが 

こちらは柔らかいモノを打撃するのに適した拳です。

柔らかなモノを突き刺さすようにするのと、

瞬間的に加圧して細胞膜を破断させる

ようにするやり方とがあります。

突き刺すやり方は

人差し指か中指の第二関節を突き刺します。

破断(もしくは断裂)させるやり方は

拳面(人差し指から小指までの付け根から第二関節までの部分)で

瞬間的に加圧します。

どちらも堅いモノを叩き潰すような稽古を

ある程度やってから

柔らかい拳の稽古を始めた方が良いかと思います。

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令和5年4月11日

14.シンクロ、もしくは誘導(83-14)

今回のテーマはシンクロですが

吾が國では

拍子を合わせると云ってもいいかもしれません。

まず左右に揺り動かします。

次にその動きに合わせて

左右どちらかに推し跳ばします。

やってみると分かるのですが

思ったように動いてくれません。

左右の動きのリズムに合っていないのです。

落ち着いて何度か揺り動かして

合うまで揺すってやります。

なおリズムに合っていても

跳ばそうとして

大きく動かし過ぎるとリズムが乱れますので

十センチから十五センチメートルほど

大きくするくらいで良いでしょう。

慣れたら左右どちらかに一度動かす事で

合わせられるようになります。

そこまで行くと

掌打や拳にも合わせる事が出来るようになります。

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令和5年4月3日

13.崩しの原理(83-13)

前回の追加捕捉です。

あらかじめ断っておきますが

「崩しの原理」はこれだけでは無く 

たくさんあるうちの一つに過ぎませんので

誤解なきようにお願いします。

人間の脳は

同時に二つ以上の動きは感知できないと言われています。

この場合も

水平方向の力は感知できていても

垂直方向の力を感知できていないのです。

水平方向の力には対応していても

垂直方向の力には対応できず

崩されてしまっているのです。

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令和5年3月27日

12. 横と下と(83-12)

崩しの練習です。

崩しの基本的な考え方を理解してもらいます。

相手の手を取り横(水平方向)に軽く引きます。

次に軽く横に引いたまま下に下げます。

水平方向に引いたまま 垂直方向に力を加えるわけです。

すると崩れるのですが

この時水平方向と垂直方向の二方向 同時に

力を加えないと崩れません。

初心のうちはこの二方向同時にと言うのが難しいと思います。

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令和5年3月22日

11.均等に圧を加える(83-11)

體術の指導をしていて氣が着いたのですが 

初心者にとっては一定の力を加え続けると云うのは

かなり難しいようですね。

強くなったり弱くなったりして斑が生じます。

相手の手首を引きながら押さえると

崩すことが出来るのですが

一定の力で引っ張ると云う動作が

初心のうちはまずできません。

引っ張ってから押さえるのではなくて

引っ張り続けながら押さえるのです。

さらに引っ張ると云うのは横方向の動きですが、

押さえるのは縦方向の動きです。

異なる方向に同時に力を加える、

と云う動きもまた大変そうです。

もはやこれは筋力云々と言うよりは感覚の問題ですね。

感じる能力が重要視されます。

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令和5年3月14日

10.刀を抜くのは練功法(83-10)

私のところでは刀を抜くことが

練功法になるような指導をしています。

功を深め、積むのにはいろんな方法がありますが、

これが最も上達を實感し易いですね。

昔の人はよくもまあ この刀を抜くという動作を 

練功法の域にまで昇華させたものだと感嘆します。

右手で抜かず 左手と腰で抜くと言うことです

正拳で突くとき 突き手と反対側の手を引きますが 

この時 引き手を勢いよく引く事で 

背中を何かエネルギーの塊みたいなものが疾るのを

感じますがそれと似てますね。

拳法の勁力による突きと言うのは

このエネルギーの塊を撃ち込むと言う事なのです。

刀を抜くと言うのも勁力を使うようです。

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令和5年3月7日

9.引き手(83-9)

今回のテーマは正拳突きの時の引き手について考えます。

一応知識としては知っていても攻撃することに躍起になり 

實際には殆ど顧みられることなく

無視されているような状態です。

めて引き手に注目してみると 

これは正拳突きの威力に

大きく影響している事が見て取れます。

正しく引き手が取られると 

少ない力でも大きな威力が出せます。

具體的には 突きながら引くと言うよりは 

引きながら突くようにするのが良いようです。

このように右手の動きをサポートしたり

強化したりするのに

左手の動きを利用することはよくあります。

もちろん その逆に左手の働きをサポート、強化するのに

右手の助けを借りるのも當然ではありますが。

動画のように形意拳の劈拳、太極拳の單鞭、摟膝拗歩にも

同様の用例が見られます。

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令和5年2月28日

8.刀を抜く(83-8)

一見すると拳法と何の関係があるのかと思われそうですが、

この刀を抜くという動作を深く掘り下げて研究していくと

思っても見なかった関連が見えてきます。

ポイントは手で抜かないと言うことです。

體捌きで抜くのですね。

これを丁寧に繰り返し稽古することで

胴體を充分に深く使えるようになります。

すると 形意拳の劈拳の掌打とか

太極拳の單鞭の掌打などが上達します。

これは刀の素振りでも同様な効果が出ます。

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令和5年2月22日

7.套路と練功法を関連付ける(83-7)

今まで色々と練功法を解明してきました。

これまでは練功法は練功法

套路は套路と別々に稽古して来ましたが 

如何せん時間が限られております。

それ故 套路の稽古が練功法を兼ねるようにしてまいります。

具體的には型の一つを稽古する時には

必ず功が深まるようにします。

そうすることで套路とは別に練功法を

稽古しなくとも良い訳です。

練功法だけでも良いのではないかとも考えたのですが

形式が少ないとやはり飽きてしまいますからね。

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令和5年2月14日 バレンタインデーの日に

6.アタマを切り替える(83-6)

今回の題は本来重いものですが

存外見過ごされております。

相手との闘いの場を二つに分けて考えてみます。

一つは離れて闘うと言うもの。

パンチやキックを主体にした

空手やボクシング等があります。

もう一つは接触して闘うもので、

投げ技や関節技を使う

柔道、レスリング等があります。

所が太極拳や八卦掌では

拳打を使うのにもかかわらず、

接触した状態で闘います。

これは接触、密着して

相手のパンチやキックを封じてしまおうと言うものです。

私もなかなかこの闘い方に馴染めませんでした。

が、苦節20年、

やっと使えるようになりました。

この闘い方で難しかったのは封じた後

どう攻撃するかと言う所でした。

これは封じた掌でそのまま攻撃すれば良いのですが

ここに氣付くのに

20年以上かかったと言うことです。

これには刃物を意識した稽古が役に立ちました。

具體的には日本刀を使った(木刀や模造刀で代用しましたが)

稽古です。

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令和5年2月7日

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