今回の題は本来重いものですが

存外見過ごされております。

相手との闘いの場を二つに分けて考えてみます。

一つは離れて闘うと言うもの。

パンチやキックを主体にした

空手やボクシング等があります。

もう一つは接触して闘うもので、

投げ技や関節技を使う

柔道、レスリング等があります。

所が太極拳や八卦掌では

拳打を使うのにもかかわらず、

接触した状態で闘います。

これは接触、密着して

相手のパンチやキックを封じてしまおうと言うものです。

私もなかなかこの闘い方に馴染めませんでした。

が、苦節20年、

やっと使えるようになりました。

この闘い方で難しかったのは封じた後

どう攻撃するかと言う所でした。

これは封じた掌でそのまま攻撃すれば良いのですが

ここに氣付くのに

20年以上かかったと言うことです。

これには刃物を意識した稽古が役に立ちました。

具體的には日本刀を使った(木刀や模造刀で代用しましたが)

稽古です。

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令和5年2月7日